ハーバルセラピストの アーティチョーク

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アーティチョークは「花」か「蕾」か

テーブルに「蕾」をそえる

アーティチョークの特徴として、外見は、蕾(つぼみ)の時はユニークでグロテスク、花が咲くと鮮やかな薄紫の大輪のあざみの姿(香りはいいものではない)。
背丈は2メートルくらいまで育ち台風などには弱いです。(蕾の重さで、風で倒伏しやすく支柱が必要。)
キク科の植物で移植を嫌います。(菊アレルギーの方は要注意です。)
茎や葉っぱを触ると、少しねっとり感のある成分が手につきます。これが、とにかくにがい。(触っていた素手を口になんか運んでしまうと、強烈なにがみに襲われますが、この苦みが肝臓に効くらしい。ドイツでは肝臓の治療薬にまた日本でもメディカルハーブとして強肝、利胆、消化機能亢進に使われているようです。「良薬、口に苦し」)
花が終わると種を作りますが、あまり上手く受粉しないのか、種の収穫は少ないです。
できた種は、晩秋から初冬にくっついている綿毛が風に吹かれて、大きなタンポポの綿毛が落下傘のように飛んでいきます。

食べられる部分は蕾全体の20%くらいです。(花の下の茎30センチ位は、茎の芯にあたる部分も食ベられます)葉は乾燥して煮だしてお茶などに(苦く漢方のお茶のようで体に効きそうな味です)。花は開花時は生け花、ドライフラワーにも。全体の抽出エキスには、薬や化粧品、サプリメントの原料などにも使われたりと、本当に、役に立つ植物だと思います。

ヨーロッパやアメリカを旅行されて、現地で食べた事のある方にとっては、なつかしく思い出され、身近で新鮮なものを食べられる事に、珍しさと驚きを感じていただけるようです。

ワインと一緒にちょっと優雅なひと時、
テーブルに、アーティチョークがいやを添えます
ぜひ、ご賞味ください。